1989年度会計Gスペックで最初の納入品サイズ:SMALLリブニット:ウールポケット袋地:ウール混紡ファスナー:SCOVILLペンホルダー:オリジナルで残存重量:約1キロ目立つ汚れや傷は無しリブニットに小穴無く、フルオリジナル状態で、使用頻度は少なかったと思われます。89年度のMA-1は、リブニットの素材が粗く、未使用品でも伸びが見られました。この品もやや伸びぎみですが、着用に問題有りません。クリーニング済み。Gスペックの中綿は、シンサレートの片面(身体側)をコットンガーゼで覆い、ナイロン裏地と一緒にキルティングした構造で、軽量かつウールパイルを凌ぐ保温性を期待出来ます。因みに同じ化繊のFタイプは、中綿の両面をコットンガーゼで覆い、ひょうたんキルトで包んでいますが、繊維構造が異なり、シンサレートではなくダクロンかも知れません。各パーツ素材に、ウールやコットンを使用しているのは、静電気や難炎対策と思われます。近年、各ブランドがGスペックに基づく市販品を制作してますが、中綿が薄手だったり、シンサレート製であっても、コットンガーゼは付きません。同じALPHA社製でも、市販用は簡略化品ですので、クオリティの違いを体感頂けると思います。年代によっては、軍用と市販用でパーツを共用し、見た目が同等の品も有りましたが、90年代の一大ブームの頃は、大量増産で素材が薄手でした。89年度から後は、93年度にORCHARD社が契約し、流通している放出品の大半は、市販用か軍売店用の簡略化品です。白ラベルは軍用品と混用使用され、MADE IN U.S.A.記載の有無は、当てになりません。94年度以降は、私が知る限り00年度まで、ほぼ毎年度ALPHA社が契約し、95年度のイスラエル空軍用(オレンジ裏地で肩エポレット付)は、少数が市販されました。SMALLサイズは、ORCHARD社の簡略化品を除いて、この89年度以外では見た事が有りません。94年度以降は、全てのサイズが発注された訳でなく、Lサイズだけの発注も有ったそうです。Gスペックは総生産数が少ない為か、特に94年度以降の放出品は、極めて稀です。またグランドクルー用の為、酷使され状態の良い品少なく、その意味パイロット用より希少です。この機会にご検討如何でしょうか?
商品の情報