イタリア・チェゼーナ出身のフォトグラファー、グイド・グイディ(Guido Guidi)の作品集。本書は、1980年から1994年にかけてエミリア街道の風景を撮った写真を収録。ミラノからアドリア海を結ぶこの古代ローマの街道沿いに作者の家もあるという。今日でもポー平原の南端の地域の背骨となっているエミリア街道には、パルマ、レッジョ・エミリア、モデナ、ボローニャ、フォルリ、リミニといった中規模の都市が点在している。8x10インチの大判カメラを構え、歴史が残る街の中心部ではなくむしろ都市と都市の間の「裂け目」にレンズを向けた作品シリーズ。3巻からなる本書では、何世紀にも渡って人々が暮らし、農業や商工業に勤しむ中で形成されていった風景に刻み込まれている様々な印を辿り、魅力あふれる記録にまとめている。エミリア街道をテーマとするこのプロジェクトは、作者の住むチェゼーナの郊外から始まった。このイタリア人アーティストにとって、日常の風景を写真に撮ることは自分の祖国の重要性を認識することであるだけでなく、ステレオタイプ、概念、制約など自分自身をがんじがらめにしているものから自由になることでもあった。本書内には、作者が編集したルイジ・ギッリ(Luigi Ghirri)とのコラボレーション作品『DUE FOTOGRAFI PER IL TEATRO BONCI』(1983)にも収録されている作品も含まれ、それらの作品は作者個人だけでなく、1986年に開催されたグループ展「Esplorazioni sulla Via Emilia」など、他のアーティストとの共同プロジェクトとしても継続された。 464p 24x30cm ソフトカバー English●他にも「UNION magazine」「VOGUE ITALIA」「VOGUE PARIS」「VOGUE UK」「VOGUE US」「FACE」「i-D」「VOGUE US」「ARENA+」「Numero」ほか海外の雑誌多数&アート&ヴィジュアル本など多数出品中!こちらをクリックいただくと、洋服を除いた出品中の洋書全てをご覧いただけます。フォロワー数500人以上 ↓#shelf洋書コレクター他のサイトでも併売中ですので、気になる方はお早めのご検討をお勧めいたします。
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